-これからも君を-
「ついたー!!!クラブついた!!!」



昴said-



拓は元気そうに叫んだ




何年ぶりだろクラブ…。酒飲んでイチャコラして何が楽しいんだ




ビッチの巣窟





冷め切ってる自分は悪口とため息しかでない。







「ほら昴!今日は楽しもうぜ!ヒャホー」





呆れながらも拓の声と同時にクラブに入る。






室内に入ると女達の目線が一気にこちらを向いた





拓が騒いでるせいもあるけど





すげー…帰りたい。






「やってらんねーから酒のむけど拓も飲むか?」





「飲む!飲む!飲む!飲む!俺ビール!!!」





ビールを2つ頼んで帰りたい気持ちを落ち着かせる。






するといつの間にか拓と自分は女達に囲まれた。






どこから来たんですか?
彼女いるんですか?
名前なんて言うのー?





拓は鼻の下のびきってるけど邪魔でしかたない。






ここから数時間女達の集中質問とスキンシップが始まった。







はぁ…隅っこでぐったりなりたい。






隅をみてるとどこもイチャつくやつらが占領してる




ああ…邪魔。どいて欲しい。





だけど1つの角にだけぽつりと寂しげに座る女の子がいた。








そこからだね。何故かキミの事が気になって仕方なかった。





無言で酒に口をつけては悲しそうにするキミの表情から目を離せなかった。
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