-これからも君を-
クラブに戻るとさらに盛り上がってた。





友達を作る為クラブに来た子はワイワイ騒ぎ



新しくカップルになった子達はいちゃつき




出会いがなかった子達はつまらなそうにしている





人間観察が好きな私は人混みは嫌いだけど飽きる場所ではなかった。




ぼんやりしてると




「日和!そういえば日和を助けてくれた金髪の人かっこよかったね!知り合い?」



由が言い出した。





そうか、由は蓮君といたから喧嘩の後しか知らないのか。





「ううん、私も知らないの。だけど私が困ってるのを見てケガまでして助けてくれて…」




由がニヤリと笑う





「日和~あのかっこいい人に惚れたでしょ?」




「え…?」



私はバレないようにと頭を横にふる




「確かにかっこいいし私を守ってくれた事は感謝してる!だけど初対面で惚れたりなんてしないんだから!由、変なこと言わないでよ」




由は更にニヤニヤと笑う





「日和は嘘が下手だね~!顔に好きになりました。そう書いてるよ~?」





「…っう///」





「別にいいんじゃない!初対面で惚れたとか何回あって惚れたとか時間の問題じゃないよ。フィーリング」





由がいう通り時間の問題じゃないのかもしれない。





私は純粋にもう一度お礼が言いたくなった。




「由悪いんだけどあの人にお礼が言いたい。だけど私のせいでケガしてるからタオルとかお水買いたい。コンビニまでついてきてくれる?また変な男に遭遇すると嫌だから」



「勿論いいわよ!そうこなくっちゃ!買いに行こ」




由は蓮君にコンビニいくからここで待っててと言い残し私達はコンビニへと向かった。







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