-これからも君を-
「日和他に買う物ないのー?」





タオル・お水・お菓子を手にとりレジに並ぶ。




「口の中切ってるからお菓子は食べれないかな?」





「飴とかチョコとかなら大丈夫でしょ」






早くお礼が言いたい。


彼女に怒られちゃうかな…でももう一度お礼が言いたい!








私と由はコンビニで必要なもの買うと急いでクラブに戻る。








「あっれー?蓮君いない!!日和、そっち蓮君いない?」




「こっちにはいないよ!」




「ここで待っててって言ったのになんでいないのよー!!」




由がぷぅーっと頬っぺた膨らまし拗ねだす。







「もう拓君ったらエッチー!!!!!あははは!!!」






声がする方に目を向けると
青髪の子と蓮君がいた。






「由、蓮君いたよ!ほらあそこ!」




「あっ、いた!何あの女の子の群れ!!!早くいこ!!」




そういうと由は私の腕を引っ張る。







私もあの人…昴っていう人探したいんだけどな…





引っ張られながらも目を左右に動かしあの人を探す。






蓮君も私達に気付いたのか手招きした







「もう!!あそこにいてって言ったじゃん!!」





「ごめんごめん(笑)待ってる間友達見つけてさー」







急に現れた私達に対し


周りの女の子の視線がいたい…





1人の女の子が喋りだした。

「蓮~この子がさっき言ってた気になる子?可愛い!俺に紹介して!」






「おまっ…バカッ!いうな!それに紹介するわけないじゃん。俺が由ちゃんの事先に見つけたんだからなっ!!」





拓と言う美形の女の子は冗談っぽく口を尖らせケチ~ケチ~と言っていた。







あ…私探さないと…



「由、ごめん!私が探してくるね!」





返答してきたのは蓮君だった。




「日和ちゃんが探してるのって金髪の子だろー?あの子さっき帰っちゃったよ!」






えっ…????






金髪の子で反応したのか青髪の子が私に話しかける





「んー???昴の知り合いの子?俺拓って言うんだ!!よろしくね!」




「あ…!!私は日和と言います!知り合いと言うかさっき昴さんに助けてもらって…」






拓君の顔から一瞬笑みが消え真面目な表情になる。







「やっぱなんかあったんだー。昴5分前に帰っちゃったよ!!」







嘘でしょ…。









どうして…。







私ってつくづくタイミングがない。







5分前ならまだ走れば間に合うかも!私は荷物をとるとクラブから出て彼女を探した。







「あ、ちょっと!!日和ちゃん待って!!!」








拓さんの声は探す事一杯だった私には届かなかった…
















拓君ごめんなさい。私が耳を傾けておとなしくしてれば昴に電話かけて呼び戻そうとしてくれてたんですよね。これからはあわてん坊な所直します。
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