愛してるの定義(ヒカリの直後)
何度も
何度も
何度も
数えきれないくらい
絶頂を超えた。
その度ごとに、結城は奈々子を抱きしめる。
「愛してるよ」
とささやく。
行為は単純で、
でも、愛は複雑で、
重なり合うと、
違う世界が見える。
奈々子も無意識のうちに
何度も
「愛してる」
と叫んでいた。
永遠ではないかもしれない。
快感からの錯覚かもしれない。
でも
愛してる。
この瞬間。
すべてが繋がった、
この瞬間は。
確実で、
揺るぎない
感情なんだ。