記憶を失くしたわがまま彼♡
愛香side
今、私は一ノ瀬と水族館の外をウロウロしていた。
なぜって?
私が美緒と相川を見つけて気になったから。
2人はすごく楽しそう……
でも、一ノ瀬の事はいいのかなと少し不安だった。
そんな事を考えていると一ノ瀬が
「なぁ、俺、今日言いたいことあんだけど……」
真剣な顔だった。
「な、何……?」
「……が………だ。」
「は?聞こえない」
「あぁ、くそッ。
だから、___________」
え?
嘘でしょ?なんで私?
そう。一ノ瀬の口から出てきた言葉は
“お前が好きだ”
「何いってんの?冗談やめて。」
「はぁ?俺が冗談でんな事言う訳ねぇだろ。」
冗談じゃ、ないの……?
でも、美緒が……
「だめ。美緒は、あんたを思ってる!」
「それは、ないだろ。普通好きな奴いんのに他とデートするか?」
「きっと、断れなかったんだよ。」
「じゃあ、試してみるか……」
一ノ瀬は怪しい笑みを浮かべた。
「はぁ?試すって何を……ん……」
私の言葉が終わらないうちに一ノ瀬がキスをしてきた。