My Precious ~愛する人よ~ Ⅰ


目の前で見ている景色が、夢か現実か分からない



ただ分かるのは

美しい。

ただ、それだけ





「――これは…?」

「どうだ? 美しいだろう?」



言葉を無くした俺に、そっと柔らかい言葉を落とす彼女の声が耳に届く

慈しみにも似たような、そんな声が



その瞬間、何故か胸が熱くなった

それと同時に、何故か泣きたい気持ちになった

とても―――

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