秘密な蜜愛
…きっと、プロポーズでも受けたんだろう。
じゃなきゃ、こんな若くしてダイヤがしっかりと入った指輪なんて貰う筈が無い。
ずっと愛してきた体。
それを他の奴が抱くなんて、考えるだけで嫌になる。
かといって、彼女を奪おうとは思わない。
まだ落ち着きたく無いと自分自身、そう思う。
自由を奪われる“結婚”なんて俺には向いていない。
だから俺は、、、
「あっ!あぁっ」
「ねぇ。イキたい?」
何度も寸止めをくらった体は、今にも崩れ落ちそうな程ガクガクで。
必死に俺の腕にしがみ付くその手に再度力を込めた彼女がコクンコクンと数回頷いた。