秘密な蜜愛
きっと、色んな事が頭ん中に渦巻いてるんだろう。
不安と言いたげな表情で俺を見つめた彼女。
けれど、脳みそとは違い、体は正直で。
そんな表情をしながらも、キュッキュッと締め付けるソレは、今にも食いちぎられそうな程に俺を包んで、けして離そうとはしない。
「!?」
「…ねぇ。どうする?」
未だ躊躇する彼女に追い討ちをかけるよう、ゆっくりと腰を動かし始めた。
さっきまでとは違う動きに、徐々に彼女の腰が動き始める。
「あぁ…あぁ」
「だから。約束しないならイカせてあげないって。」
…そろそろかな。
グッと腰に当てた手に力を入れ、その動きを止める。
すると、涙目で俺を見上げる彼女。
「何?言わなきゃわかんないよ?」
わざと腰を動かしながらそう囁くと、目の前の唇がゆっくりと開いた。