詩集
君想う
胸の奥
ツーンとした痛み
私の世界すべてを
君へ教えたくて
今日みた空も
優しい風も
街角の猫も
すべてを君へ届けたくて
だけど伝える術もなく
もどかしさが胸を締め付ける
君の今日1日を知りたくて
時々君の破片を探す
誰かが歌う歌の中に
月の光が伸びる方に
君の日々を写す文字の中に
世界の片隅に
君はたくさんあるんだね
風を感じた時
誰かと出会った時
ときめき
笑いかける
君がいる