詩集
夜、マニキュア
夜 ふと思い立ち

マニキュアを塗るの

深夜のラジオはもちろん気の利いたジャズ

夜が落ち着き誇って
みるみるキラキラしはじめる

この爪の先のように
淡く光るピンク色


この指先で
君に触れられたなら‥



君は今
都会の見知らぬ部屋で眠ってるんだろうね

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