キスから始まるセカンドラブ
兄貴から相談を受けたのは裕美と別れて一年を過ぎた頃だった。

あれから俺は誰とも付き合ってない。でも、一人暮らしに戻って裕美のありがたさを改めて感じていた。



もし、次に付き合うのなら家事も分担したり、手伝ったりしてあげたい。そんな気持ちも芽生えていた。



「洸汰、お前ならどうする?」



付き合っている彼女がストーカーに狙われているかもしれない。でも、自分は付き合ったはいいものの彼女を好きになれず、他に好きな人が出来た。



でも、ここで別れを告げたらただの酷い男だから困っている。兄貴は俺と裕美のことを知っている。


だから俺にそんな相談をしてきたんだ。俺ならその答えを知ってるから。
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