キスから始まるセカンドラブ
2日後、兄貴に聞いた場所に俺はいた。直接的に頼み込まれたわけじゃない。
ただ気になったんだ。
神崎奈々という女の子が。
少しだけ離れた場所から彼女の姿を探す。俺がストーカーみてえじゃねえか。でも、いきなり話しかけることなんてできねえ。だからただここから見るだけ。
どんな子か分かればすぐに帰るつもりだった。
その場でジッと待つこと数分、店の奥から1人の女の子が出てきた。髪をハーフアップにした背のそんなに高くない女の子。
彼女が神崎奈々か。店の前を母親に手を引かれた小さな女の子が通ると彼女が柔らかく笑って女の子に手を振った。
ただ気になったんだ。
神崎奈々という女の子が。
少しだけ離れた場所から彼女の姿を探す。俺がストーカーみてえじゃねえか。でも、いきなり話しかけることなんてできねえ。だからただここから見るだけ。
どんな子か分かればすぐに帰るつもりだった。
その場でジッと待つこと数分、店の奥から1人の女の子が出てきた。髪をハーフアップにした背のそんなに高くない女の子。
彼女が神崎奈々か。店の前を母親に手を引かれた小さな女の子が通ると彼女が柔らかく笑って女の子に手を振った。