キスから始まるセカンドラブ
こんなの、恥ずかしい。それなのに、止められることはなくて、落ちていく指先が唇が少しずつ触れられる場所がもう、吐息も声も恥ずかしいなんて言っていられない。




「ごめん、奈々。もう限界。優しくするから・・・俺のものになって」



ああっこれが女になる瞬間なんだ。身体が引き裂かれるような痛み。


洸汰さんがキスで紛らわせてくれるけどそれ以上に力が入る。



「奈々、力・・・抜いて」



「いっ痛い。痛い」



「奈々、奈々・・・奈々、好きだ。ずっとずっと俺の隣で笑ってて」



「わ、私でいいの?だって・・・」



「奈々がいい。奈々しかいらない・・・
絶対に余所見なんてさせてやんねえから・・・覚悟してろよ」
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