キスから始まるセカンドラブ
頭がおかしくなる。思い起こせば同棲を決めた後から私の気持ちはふわふわしていた。


ずっと渋っていた智人さんが私のために同棲を決めてくれて一緒に物件やベットを選んでくれて。



最初に会った雰囲気より優しい気がしていた。きっとそれは智人さんも私を好きになってくれているから。勝手にそう思っていた。



でも、元々好きで付き合ったわけでもない。恋人がいないことに焦っただけで遅かれ早かれ別れることにはなっていたんだ。
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