夏のカケラ
その晩、僕はベッドの中で目を開けていた。


マイの言葉が引っ掛っていた。



゛ホントに・・・楽しいの?″



アイツ・・・


楽しいに決まってるだろ!


野球は何も、甲子園を目指すだけじゃ無いんだよ!

普通に野球をしてるだけで楽しいんだ!


僕は怒りをぶちまけたかった。



けど・・・


心の奥底で何かがざわついていた。






分かっている・・・


僕は・・・


自分を誤魔かしている・・・


だから・・・






マイに切れたんだ・・・





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