全力投球~諦めたくない夢~


「どーなんだよっ?!」

「・・・ああ。そーだよ、甲子園っていう夢叶えたら野球やめるよ。」

「そんなによくないのか?」

「お前みたいに、すぐボールの変化に対応できるほど俺の肘は強くなかったらしい・・・」

確かに、中学と高校じゃあボールが違う。

「でも、お前今までちゃんと投げてただろ?」

「とりあえず、座るか。」

忘れてた。
ここは、一咲達が昔キャッチボールしてた公園。公園ってことは小さい子も、親もいる。

いい年頃の男子が、胸ぐらつかみあって喧嘩してたらよくねーよな・・・

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