全力投球~諦めたくない夢~
「はぁ?」
「言えねーだろ。」
「なんでだよ。俺は言ってほしかった。」
言って欲しかったよ。優祈・・・
だって、親友だろ?
「俺ら親友だろ?お前、俺に言えって言ったくせに自分の事は言われねーと言えねーのかよ?!」
「言えなかったんだ!!
柳瀬が大変だし、お前が心配で言い出せなかった。」
俺が、心配・・・?
俺は元気だし、なんも心配されるようなことねーだろうが。
「創太は、気づいてないかもしれないけど・・・
お前最近痩せてるよ。柳瀬のこと心配するあまりに・・・倒れたりするんじゃねーかって思うくらい。」