Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩

木戸さんだけじゃない、悠里だって…。

どれほど私の気持ちは安っぽいと思われてんだろ。

ただ寂しいだけで悠里にしがみ付いているなんて私は一体何歳児に見られてるんだろ。

ううん…例えばそれを含めてコレが恋愛感情じゃなかったんだとしても、悠里と一緒に居たいって気持ちはこんなに大きくてなにとも引き換えられないくらいなのに。

その気持ちはニセモノなんかじゃないのに、

どうしたら伝わるの?

立場も忘れて逆切れした私を木戸さんはじっと見据えて「じゃあ、例えばな…」と徐に切り出した。


「簡単な例え話だ。アイツとキスとか、その先も―――考えられるか?」

「き、きっすぅ!?」


いきなり飛び出した赤裸々な恋愛用語に、慣れてナイ私は思わず顔が赤くなる。

この場合オハヨウのチューとかじゃなくて、大人テイストのヤツだよね。

大人なちゅぅ……


「……てくれるんでしょうか。」

「え?」

「あの悠里が?私に?…手を、出してくれるんでしょうか?」


以前酔っぱらった悠里を泊めた時の事を思い出し、熱い顔が更に熱を上げた。

あの時、悠里がフェードアウトしちゃわなきゃどうなってただろう……。

きゃぁ~~~。

その先を考えたら身体をむず痒く甘い痺れに襲われて、居ても立ってもいられなくなる。

でも、結婚するってコトはそう言う事もするって事だよね?

あの甘い瞳に見詰められたら、一撫でで溶けてしまいそう。

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