Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩


手に持っていたのは……見慣れた私の荷物?


「悪い。勝手にロッカー開けさせてもらったぞ。相良さんには言っておいたから、今日はもう上がれ。」

「えっ!?だ、大丈夫ですっ。私、ちゃんと仕事出来ますから…」

「そんな調子じゃ無理だろ。」
あっさりと私の訴えを遮って、木戸さんがぐいっと私の腕を引き立ちあがらせた。

「へっ!?あ、あの…っ、木戸さん…?」

「俺ももう上がるように連絡した。そんな状態のオマエをほっとけないだろ。」


……えぇっ!!


ホラ帰るぞ、と引っ張る力に抗う術もなく、私は木戸さんに連れられて帰宅を余儀なくされた。







☩ ☩ ☩



「…………ここって……」


窓の外の景色を凝視しながら寝言のように呟く。

連れてこられたのは木戸さんのマンション。

『変な勘繰りすんなよ。いきなり泣き出しても困らない所で、落ちつける場所が他に思い当たらなかったんだよ。』

そこまで言われて拒否したら何だか木戸さんを疑っているようで悪い気がしてお邪魔させて貰うう事にした。

…て、もう泣いたりしないのに。

木戸さんってば意外に心配性?




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