Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩
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とろりと甘いだけの蜜月―――二日間。
私はそれはそれは人間として自堕落な時を過ごした。
特に外へ出る事もなく二人でマッタリ部屋の中。
その間私のした事と言ったら……
悠里は宣言通り簡単に普段の家事をこなす事に加えて、私のお風呂の世話だったり、洋服を着せかえたり(流石にトイレのお世話だけは断固拒否したけどもっ)
部屋とリビングの移動でさえ抱きあげられて、私はまさに介護老人かお人形さんなのか、という有様。
それでもまるで身体を動かさなかったわけじゃないけれど―――――
「ん……ぁっ…」
二人だけの空間に響くのは生々しい水音とドロドロに溶けた声。
壊すかもと言っていた宣言もその通りに、悠里は時も場所もなく求めてくる。
今も―――
ゆるゆると昼下がりの日向ぼっこの最中、不意に目が合って、戯れのようなキスをして―――気が付いたらこんな状態に。
昔から物覚えの良い悠里は私の身体を知り尽くすのも訳なく、容易く私を溶かしてしまう。
「美久、かわい…」
座っている悠里に向き合う形で座って受け入れるその熱に震えている私に、悠里が覗きこむようにして唇を重ねてくる。
その強請るような仕草も、好き。
求められる度に受け入れるのは悠里が容易く私を煽るばかりじゃなくて、私自身がそれを望んでいるから。
不変不動だと思っていた好きという気持ちは、以前よりずっと大きく強くなって色を華やかに変えて艶を増した。
悠里の愛がどれほど大きくても、私はそれ以上の愛で受けとめる。
……けど、
現実、私は超合金じゃないんです。