Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩
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―――蜜月、三日目。
二人だけの世界に変化が起きた。
『今すぐ玄関を開けろ。さもなくば管理人を呼んで開けさせる。』
朝も早い時間に、玄関のチャイムの連打とインターフォン越しに部屋の温度を下げたひっくい美声……
お怒りモードの須藤くんの襲来だった。
溜息を吐いた悠里は「美久は出てきちゃダメだからね。」と言い置いてベッドを抜け出し玄関へ向かう。
「近所迷惑だよ。非常識だな。」
「オマエに非常識呼ばわりされるのは甚だ遺憾だ。」
出てきちゃダメと言われたケド成り行きが気になった私はそろそろとリビングの扉の影から玄関の様子を伺う。
チェーンを掛けたまま薄く開いた扉越しに、非常に怒ってると見える須藤くんがいる。
「このメールはなんだ。女とイチャつきたいから一週間休むなんて通用すると思ってんのか。」
「通るでしょ。新婚なんだしハネムーンにでも行ってると思えば。有給だってあるし問題は無いよ。」
思えば一緒に過ごしたのは土日、で今日は月曜日。
本来悠里はお仕事のはずなんだけど。
私の仕事先に要求したような事を須藤くんにしたんだね…。