Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩
さぁ、説教があるなら聞きますよ?
尤も制御は不可能、今更考え直す余地もないけれど。
おおよそ挑むような心持で須藤を見詰めていると、突然須藤が笑いだした。
僕の知る限り、彼のこんな大笑いは初めて見た。
ついには「ざまーみろ。俺の勝ちだ。」とか意味不な事を口走ってるし。
……キャパオーバーでどこかイッちゃいましたか?
薄気味悪く須藤を眺めていると、一頻り笑った須藤が僕に顔を戻した。
「ああ……俺に勝利を齎した姫にも何か褒美をやらんとな。」
ニヤリと笑った男はまるで悪い魔法使いのよう。
しかし彼は正真正銘僕を幸せに導く魔法使いだったらしい。
「オマエに真実を教えてやろう。オマエが今喉から手が出るほど欲しがってる真実を、な。」
―――僕が今“欲しがっている”真実……?