Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩


さぁ、説教があるなら聞きますよ?


尤も制御は不可能、今更考え直す余地もないけれど。

おおよそ挑むような心持で須藤を見詰めていると、突然須藤が笑いだした。

僕の知る限り、彼のこんな大笑いは初めて見た。

ついには「ざまーみろ。俺の勝ちだ。」とか意味不な事を口走ってるし。

……キャパオーバーでどこかイッちゃいましたか?

薄気味悪く須藤を眺めていると、一頻り笑った須藤が僕に顔を戻した。


「ああ……俺に勝利を齎した姫にも何か褒美をやらんとな。」


ニヤリと笑った男はまるで悪い魔法使いのよう。

しかし彼は正真正銘僕を幸せに導く魔法使いだったらしい。


「オマエに真実を教えてやろう。オマエが今喉から手が出るほど欲しがってる真実を、な。」





―――僕が今“欲しがっている”真実……?






< 270 / 333 >

この作品をシェア

pagetop