Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩
中学生…、ガンバって高校生?
ともかくアラフォーのオッサンが手を出していい物件でないのは確かです。
途端に川端君が噴いた。
店長までもケラケラと腹を捩って笑う。
いたいけな少年だけが微妙な引きつり顔で…。
徐にゴインと店長を叩いて、私に向き直った。
「職場でこの人が何を言ってるか知らないが、鵜呑みにしないで下さい。俺はこの人の息子です。」
「…へっ?恋人ではないの?」
「あーはははは!!ミクミクってホントバ…、純真だよなー。今の今までマジで信じてたんっすかぁ!?」
「今更知らないのって小娘だけでしょっ。あ~オカシ。」
「えぇっ。そうなの?もぅ、みんなヒド………………えぇぇぇぇぇっ息子!?」
重要かつ聞き捨てならない事実に気付き、またも素っ頓狂に叫んだ私。
「え?なんで?うそ?だって店長オカマさんなのに?え?」
「オカマじゃなくてオネェって言って!私だって昔からこんなんじゃなかったのよ。まぁ、根ッこの所は産まれながらにして持ってたんだろうけどね。」
店長はずっと自分の嗜好を誤魔化して生き続け、結婚もして、子供も出来た。
でも、やっぱり違うって思ったんだって。
それで誤魔化すのを止めて、本当の自分…今の自分を貫く決心をした。
そして今の店長が出来あがったのだ。
「で。嫁はセックスレスになった途端、絶倫オトコ見付けて即行出てっちゃったけどねぇ~。」
きゃーっ、赤裸々過ぎですっ店長!!
私は赤くなった顔で耳を塞ぐ。
いや、今切実に耳を塞いで上げた方がイイのは息子さんの方かもしれないけど。
だけど、当の息子さんは然して動揺の素振りもない…子供のくせに。