Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩
今、木戸さんの腹筋なんてどうでもイイと思うの。
というか一体どこからこんな話題が出てきたのかも分からない…。
私がコップを手にしたまま二人の反応に途方に暮れていると清雅クンが勉強の手を止めて呆れたように口を挟んできた。
「じゃなくて。今は、彼女がこれからどうしたらいいかをアドバイスしてあげるべきでは?もしくは……その弟について話題にすべき。」
そ、その通り!!
途端に気色ばむ私を余所に、店長と川端君は鼻でせせら笑って首を振った。
「これだからなぁんにも分かってないガキは駄目ね。いいのよ、そんなどーでもイイ話。」
「というか、それ言っちゃったらこの話事態丸丸どーでもイイ話になっちゃいますけどね。何故って―――最初から結果は分かり切ってる。もんね。」
サイショカラケッカハワカリキッテル。
「へ?どういうこと?」
「あ~、ミクミクはいいの。これまで通り弟クンにベッタベタに甘やかされて生きとけば、ね。」
「そうそう。小セレブとなんかあるとか、地球絶滅規模でアリエナイわ。」
店長の言う小セレブってのは麗那さんのコトなんだけど…。
どうしてそういいきれるの?
二人とも凄くお似合いなのに…。
少し難しい顔で何か考えていた清雅クンがひょいっと二人に水を向ける。
「…そんなに“凄い”わけですか。」
「あ~、もう次元違うから。」
答える二人は業とらしい程重々しく首を振った。