瑠璃一味のお戯れな学園生活
元々喜屋武家は天神の大地主、橘家も副業で不動産業をしているという。

問題はないだろう。

「五十嵐工務店の方とも、それで了承を得ているそうですし…どうでしょう?」

披露宴の地が、そのまま二人のものとなる。

願ってもない話だ。

「その代わり、何か天神でのイベントの時にはここ貸してね」

「天神関係者の避暑地だったり別荘だったり、みたいな?」

めのうや野菊が笑う。

「どうぞどうぞ!喜んで!」

ペインが嬉しそうに言う。

「何から何まで…本当に何て言っていいか…」

拓斗は感動のあまり涙声だ。

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