瑠璃一味のお戯れな学園生活
「ああ、いや…何でもない何でもない」

苦笑いするシン。

「そうなの…悩みとかじゃなくて…」

眠そうな顔のリィも、心なしが表情が硬い。

「水臭いですよリィさん、話してよ」

心配そうな咲花。

「そうだよ、こういう時の為の仲間じゃない」

めのうもリィの顔を覗き込む。

鬼龍や野菊、孔雀もコクコクと頷く。

「……」

気まずそうに顔を見合わせるシンとリィ。

意を決したように。

「実はさ…」

兄のシンが口を開いた。

「妹が…できてさ」

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