瑠璃一味のお戯れな学園生活
「おいスペシャルバカ!」

シンが龍太郎のもとにやって来る。

「お前結婚したからって、骨抜きになってんじゃねぇぞ?瑠璃、主治医の先生、父さんと同じく、お前も俺の倒すべき目標の一つなんだからな!」

「ナマ言ってんじゃねぇや赤毛のチビ」

シンにデコピンする龍太郎。

このデコピンが死ぬほど痛い。

「俺に勝ちてぇんだったら、超菜野人3くらいにならねぇと無理だな」

「何をぉっ?」

ヒリヒリする額もそのままに、食ってかかるシンだが。

「俺が小夜とネンゴロになって骨抜きになる前に、挑みに来いよ」

シンに言い放つ龍太郎の目は、若き獅子を見守る百獣の王のようだった。

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