瑠璃一味のお戯れな学園生活
すっかり元気を取り戻した鬼龍。

「辻神先生に相談したら元気出たアル。有り難うアル」

「どう致しまして。これが俺の仕事だからね」

ニコニコ微笑む誠一郎。

奇怪な面々の在籍する天神学園にあって、誠一郎はいたってごく普通のカウンセラーだった。

相談に来る生徒達に親身になるその姿は、天神学園の関係者らしくないとさえ思える。

「辻神先生は、何で天神学園にいるアルか?こんな変な学園じゃなくても、普通の学校でも十分務まりそうアル」

疑問に思った鬼龍が、率直な疑問をぶつける。

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