瑠璃一味のお戯れな学園生活

学園長の秘書という事は、常に随伴する立場。

自分の住む世界以外の、いわゆる異世界に渡るという経験は、秘書になって初めて経験した。

最初は自分の常識とは全く違う世界に戸惑ったものだが、非常識も二桁繰り返せば次第に慣れてくる。

人間の順応性とは素晴らしいものだ。

今では異世界滞在中の僅かな時間を使って、ショッピングを楽しんだりもするようになった。

今日も何気なく入った異世界のアンティークショップのショーケースを眺める。