瑠璃一味のお戯れな学園生活

これは貴様が先程俺に押し付けてつけたものだろうがっっっ！

何たる屈辱の極み。

こんな奴が我が屋敷に居座っていたのでは、俺の宗主としての威厳が音を立てて崩れ落ちてしまうではないか！

「みんな心配しなくていいからね」

食事を続けながら、雛菊が言う。

「こはく先生がご機嫌直して帰ってきてくれるまで、私が毎日晩ご飯とお弁当作りに来てあげるから♪」

その言葉を聞いた途端、翡翠は素早く立ち上がる。

脇目も振らずに黒電話の所まで歩いていき、早川家の電話番号をジーコジーコ。

繋がるなり、ドスの効いた、しかし降参にも似た言葉を紡ぐ。