瑠璃一味のお戯れな学園生活
何故黒焦げの作った料理など、俺が食さねばならんのか。

しかし鼻腔を擽る、芳しいハンバーグの香り…。

止むを得ず一口頬張った翡翠は。

「ぐ…」

呻く。

くそう、美味い。

黒焦げのくせに焦がさずふっくらと上手に焼き上げおって!

憎らしい事この上なし!

「どう?どう?」

問い詰める雛菊に。

「ま…………まぁまぁだ……」

そう返すのがやっと。

「やったあ♪翡翠先生に誉めてもらったぁ♪」

無邪気に喜ぶ雛菊。

「あ、でも先生、ほっぺにソースついてるよ?」

そう言って翡翠の頬のソースを拭ってペロッと舐め取る雛菊。

「もう、先生子供なんだから♪」

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