わけあり彼女
「思ってるよ」
「ならいいけど。……急にいなくなるから心配したんだぞ。見つかってよかった。捜したんだ」
「……!! 嬉しい」
「ひとに心配させといて喜ぶんじゃねーよ。なにがあったか知らねーけど、帰るぞ」
裕也はあたしを捜すために走ってくれたのか、息を切らしていた。
裕也は自分の上着をあたしにそっとかけてくれた。
そして、あたしの肩を抱き、そっと歩き出す。
歩幅、あたしに合わせてくれてる……。
「……ありがと」
胸がキュン、とした。
……あたし、やっぱりこのひとが好き。