男になりたい女と女嫌いな男


目線を逸らして理央が呟く。

「…お前には関係ねぇだろ」

「確かに俺が聞くことじゃないかもしれない。

だけど…気になって。

それと…昨日俺を見たとき、無視して歩き出そうとしたじゃんか。

それもなんかムカついたし気になってる」


俺が言い終わると、理央は考えたようにうつむいて、ゆっくり口を開いた。


「…わかった。でもその質問に答える前に、俺の質問に答えてくれないか?」


あぁ、とうなずくと
理央は俺の目を真っ直ぐ見て言った。



「純…お前、女が嫌いなのか?」


< 30 / 97 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop