男になりたい女と女嫌いな男
瑞季はなおも微笑みを浮かべながら言う。
「お前この前美佐にコクられたんだろ?学年一の美人だぜ?振るなんてありえねー」
「おめーには関係ないだろ。俺は女とか興味ねぇ」
そう言うと瑞季は顔をゆがめた。
「あぁもったいないなぁ理央くんは。せっかくのイケメンなのにぃ」
「からかいに来たのなら帰れ。ついでに早くマンガ返せ」
はいはい、と手を振りながら瑞季が離れていく。
それを見計らって近づいてきた女を目で制す。
…これくらいで止まんなら近づいてくんな。
俺は机に突っ伏してこの前の会話を思い返した。