男になりたい女と女嫌いな男
突然の事態にフリーズした頭が復帰するまで約3秒。
目の前にいる男は、サッカーがすごい加賀美 翼。
俺の手をにぎるのは、サッカーがすごい加賀美 翼。
俺のことを「好きだ」って言ったのは、サッカーがすごい加賀美 翼。
結論
須藤 純は加賀美 翼に告白されました。
「…ちょ、無理」
「あ、ちょっと須藤!」
気がついたら俺は翼の手を振り払い
くるりと背を向け走り出していた。
「きゃ」
渡り廊下の入口で誰かとぶつかりそうになった。
「ごめん!」
今はきちんと謝る時間がない。
俺は今すぐに学校を出たかった。