男になりたい女と女嫌いな男
次の日。
教室に入った瞬間、ガタッとイスが動く音がした。
朝の音が、なんだかいつもと違う感じがした。
「ふわああああぁぁぁ」といつも通りの大アクビ。
吸った空気の味が、なんだかいつもと違う感じがした。
・・・昨日翼にコクられた反動が、まだ残っているのか。
情緒不安定なときにはこういうときもあるだろう。
そう思いながら俺は宿題を出し、席に着く。
イスの座り心地さえ、なんだかいつもと違う感じがした。