あ・い・う。


何かを悟った佐助は「御免、また後でね」と、また私の頭を軽く撫でて、他のクラスメイト達の方へ向かった。


嗚呼、ダメだな私も。


さっきよりも、深い溜め息を吐く。


いつからだろう、すれ違う様になったのは。


次々と頭の中でその原因が溢れだしてきた。


何だか、気味が悪い。


あれは私のせいなのに……。
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