君恋日記
最終的には靴まで選んでくれた佐田くん。
「ネックレス…どうしよ…かな…」
ちょっぴり予算オーバーだった服。
だけど…だけど佐田くんが選んでくれた服
簡単には手放したくなんかない。
せっかく選んでくれたんだもん…
だけどアクセサリーのネックレスまでは
どうしても手が届かなかった…
お店へ戻そうとした時。
後ろから伸びてきた手があたしの右手からネックレスをそっと、取ると、
「ネックレスは俺が買ってあげるよ。
今日はクリスマスイヴだしな?」
そっと耳元でそう佐田くんは呟いたんだ。
あまりの衝撃に頭が着いていかないあたしに
素直にうれしさが舞い上がる照り火照る顔に頬。
あたしはぎゅっと服の裾を握りしめると
また混みあがるこの気持ちに心地よさを感じた。