Bussiness Trip

雪乃の体の上に覆いかぶさる格好になる。

「悪い……手が滑った……」


俺は慌てて、起き上がろうとする。

ふと見下した雪乃は、頬を上気させ、声もなく首を静かにふっていた。
そして、その瞳が揺らいでいた。

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