花結び
どうしようか。


すっかりと好奇心に満ちた周りの目に身を小さくしてしまっている七緒を吉田は一瞥する。


吉田の後ろに隠れるように着いてくる七緒の手に力が入っているのを直に感じ取れた。


「七緒」


跳ねた身体に苦笑いすると足を速めた。


「滅多に女は来ないから。
物珍しいと思って見てるだけだと思うから心配ない」


「はい……」


吉田の声を受けて其処らから顔を出している隊士らに会釈をする。


「まぁすぐに調子乗るから気を付けてね」


笑い掛けてくれたぞ、と大騒ぎをする隊士らを見れば既に手遅れと分かるけど。



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歴史・時代633ページ

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君を想い歌う ──“君想歌” 新選組で唯一剣をとり戦う女。 一番隊組長を支える隊長補佐役。 名を瀬戸和泉。 初恋の相手は ――倒幕派の過激派攘夷志士。 もし時代が違っていたならば叶うものだったのだろうか。 時が過ぎていくうちに沖田からの感じる優しさ。 私は……どうしたら良い? *attention* →別サイトから移動。 最終的には沖田総司落ち予定。 内容が故、新撰組、倒幕派どちらの見方からも書いています。 その為に、批判は一切受け付けません。 .

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