また会う日まで…(下)
「結翔、大丈夫?」


尻餅をついている結翔に手を差し出す


「あ、あぁ。ありがとう」


結翔とあたしの手と手が触れた瞬間懐かしい気持ちになった



「手ぇ冷たっ」


「大丈夫だよ。ここまで走って来たから冷たいだけだし」


二人の事を一心不乱に追いかけてきたあたしの手は真冬のせいもあって冷たくなっていた



「良くねぇよ…。女子は体冷やすもんじゃねぇぞ。」
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