また会う日まで…(下)
「手は無理だけどこれぐらいは巻いとけ」


結翔は自分が巻いていたマフラーをあたしに巻いてくれた



「でも、結翔がっ…」


「あぁ!俺はいいの。男は冷えても大丈夫」



「ありがとう…」

「おぅ!」


結翔の匂いがする。


何かあたし変態みたいじゃん…


「沙羅、メアド聞いたらダメか?」

「えっ?あ、い、いいけど」


反射的に答えてしまった


「まじで!!良かった♪」


しまった…


会わないつもりの人にメアドを教えるなんて


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