恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
そんな光景に、胸が熱くなる。
こんな風にまた3人でマネージャーが出来る日が来るなんて。
部員の為に戻ったこの場所、このメンバーは、実はあたしにとっては何よりもの安定剤で。
こみ上げてくるものが抑えられない。
「あれ?瑠依先輩泣いてます?」
「泣いてないって」
「泣いてる泣いてるっ!」
いつの間にかタックを組んだ2人に、両側から腕を取られていた。
「やめてよっ……」
そんなことされたら、もっと涙出てきちゃうのに……
気付かれないようにそっと目のふちを拭う。