最後の龍の華



「......お前 喋られるんだな...」


『・・・。』








なんか イラッとされたのは気のせいだと思う...



そのまま
無言で そのまま立ち去ってしまったそいつに...


また 驚愕した。


自慢じゃないが 今まで俺は ほとんどのやつが俺に媚びを売ってきたのだ











なのに 興味もないという感じで無言で立ち去られて...








そんな態度に 驚きを隠せないでいた









その後...急いで学園に行き あのフード野郎の情報を集めるだけ集めた。











でも...わかったのは...
名前と学園寮に住んでいること以外はわからなかった...



それと 今まで接触がなかったのは 琉聖が出席をとったら すぐ帰ってしまっていたから ということ











それを 聞いた時には...
あのフードの中を 暴きたい!!という闘争心と好奇心があり...


そのために
絶対 朝からいる時間に毎日琉聖に会いに来ているのだ




そんな毎日を1ヶ月続けて...わかったことは...





まず 琉聖は大体寝ている
そして それは浅い眠りで声をかけたらちゃんと起きてくれる


話もちゃんと聞いてくれるし...



返事はしないけど...






でも...
そんな 琉聖だからこそ
俺は 1ヶ月も通い続けたと思う




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