最後の龍の華





その判断がでてきた瞬間
席をいきなり立つ






そして
『帰る...用事ができた...それじゃあ...』





部屋を出ようと動けば




「どこに行くんです?
ここには 最低でもお昼までいてくれないと困るんです...


おとなしく ここに座ってください」




そう言われても これは緊急事態なのだ








どんなに 止められても
これは やり通さないといけない









『それは 無理なお願いだな』




そう言ってやれば めがねは顔をひきつらせていた



それに フッと笑えば





「癪に触りますね...
おとなしくしてくだされば こんな手荒な真似をしないのですが...
しかたありません...
強行手段です」






ひきつらせていた顔を
いつものニコニコ笑顔に変え
私の回りに 炎の渦がまく














それに ニヤッとする


















同じ失態をもう一回 するわけないのよ...






向こうが唱えると同時に
テレポートをする














さようなら
もう 私はここに来ないから...






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