最後の龍の華





これは やばいよ...










これで ばれたら...





















って...
女の私とは いまここで初対面じゃない...








翡翠みたいに 男の私から女の私を見ていないし...
こいつには 私のフードの中を
見たことがない...という事だ!









幸いにも あの部屋から逃げたときと服装が違うから
初対面です といける!









そこまで 考えて
彗と目が合う








『(...彗...!
私のこと 千草の従妹って事で..)』






テレパシーで
彗にそう言う




大変不本意だけど
千草の従妹って紹介したら
間違いなく これで納得すると思うの...










彗は 頷き
自分から目線を外している彗に気づき その目線を追うように
私の方に向いためがね












そして 私をその目に捕らえた後固まった...





























「理事長...貴方って人は...


















ロリコンの趣味があったのですね...」









真顔で眼鏡のブリッチを押し上げて言うめがね...






「...断じて 違うからな...」





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