黒姫*


が、


私は両腕を掴まれて壁に押し当てられた


護衛「結局

   闇さんは女の人です」


黒「……」


護衛「私は闇さんが好きです

   こんなこと、やめませんか?」



黒「…………」


私は首を横に振った


護衛「闇さん…」
 

黒「……っ!んっ………」




護衛はキスをしてきた




黒「んっ、ゃっ……ぁ…っ」


護衛「闇さん…

   好きです…」



そして、私を強く抱きしめた



黒「その気持ちに

  答えることはできないけど 
  

  ありがとう、句佐野(くさの)さん」


護衛「名前、覚えててくれたんですか…?」


黒「当たり前だ

  仲間でしょ……」




護衛「…闇さん…

   死なないでくださいね…」


そういうと彼は私を放して扉の方を向いた


黒「当たり前、

  あのさ…



  もし興味があったら

  族つくるからおいでよ」

 

そう言って、私はボスのいる部屋へ行った。









ガチャ  バァァーーーン







黒「っ…!」



扉を開けた瞬間、

ナイフの刺されていた方と

逆の肩を撃ちぬかれた…



ボ「よくここまで来た


  が、ここで終わりだ」


黒「いいや、私にはやることが残ってます

  ボス…



  あなたの悪行もここまでです…!」  


ボ「両手負傷で勝つ気か?」



< 66 / 233 >

この作品をシェア

pagetop