Rhapsody in Love 〜約束の場所〜
バッチを渡されると、早速、二俣はすぐに喜びを露わにした。
「サンキュ!みのりちゃん、太っ腹じゃん!!」
「そうそう。それに、どうせ太っ腹になるなら、美味しいもの食べて太らなきゃ!」
みのりは二俣の喜びを素直に受け入れて、嬉しそうに同調した。
「太らなきゃ…って。」
遼太郎は、思わずつぶやいた。
みのりは焼肉を食べて太りたくないという意味合いで言ったのだろうが、みのりに限ってそんな心配しなくてもいいと思った。却って、もう少し太った方がいいんじゃないかとさえ思っていた。
二俣と衛藤は早々に席を立ち、食材を調達しに行った。
「さあ、狩野くんも。」
と、みのりが席を立って奥にいる遼太郎に促した。
「エトちゃん、脂が多い肉だと自分にも脂が付くぜ。と言ってもなぁ、筋肉付けるなら鶏肉の方がホントはいいんだけど、今日はやっぱり牛肉だよな!」
そう言いながら、二俣は皿に肉を山盛りによそっている。
「お肉しか食べないの?野菜は?」
みのりは二俣が手に持つ皿を眺めて、目を丸めて言う。
「じゃあ、野菜はみのりちゃんの担当。俺らが肉持っていくからよ。」
と、二俣は野菜はまるで興味がないような感じで、すでに席に戻って焼きにかかっている。