ナンパ男との恋~最終章~
「んな冷たい事言うなよ~」


「お前の頼みなんて
ろくでもねぇ事に決まってるし」


「じゃー、春菜に聞いてもらうかな」



笑みを浮かべ
私の肩を組んできた亮くん。


「きったねぇ手で触んな。
で、何だよ?」


亮くんを押しのけ
私の腕を引っ張るように
輝樹の隣に引きづられた。


「2次会行くだろ?」


「は?行くわけねぇだろうが」


「だーかーらー、
行こうぜ?」


「冗談じゃねぇ」


「じゃあ、春菜連れて行くぞ?
いいのか?
酔っ払いに迫られて
久保捨てられるかもなぁ?」


「くだらねぇ事ばっか言ってんなよ。
春菜を行かせるわけねぇだろうが」


「じゃあ、久保行くんだな?」


「だから、何で俺が?」


「お前が来ると
出席率が半端ねぇから」


「俺にゃ関係ねぇじゃん」


「久保に関係なくても
俺にはある!
何せ幹事だからな!」


そんな・・・

威張って言わなくてもいいような・・・




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