ナンパ男との恋~最終章~
「なぁ、そこのお前も
2次会行くだろ?」


輝樹の前にいた男性に
いきなり話を振った。


「え、あー・・・・」


「久保も行くんだぞ?」


「だから、俺は・・」


輝樹のそんな声をさえぎるように


「あ、じゃあ、行きます!」



・・・・・・



「だってよ?久保。」


「あーもう、分かったよ。
行きゃいいんだろ、行けば」


「よっしゃ、それでこそ
俺の親友だ」


「親友になった覚えはねぇんだけど」


「テレんなよー」


そう笑いながら
輝樹の肩を叩いてる亮くんは
やっぱり、すごいと思う・・・。



「春菜、あのガキどもと
先に帰っててくれるか?」



「うん、分かった」


「あ、じゃあ
俺が送って行ってやるよ。
幹事って役目のおかげで
コーラしか飲んでねぇしな」


そんな亮くんの言葉に


思わず、迷惑をかけたらいけないと
断ろうとする私を
察したのか


「ついでに、そこで
酔いつぶれてる美穂も
送らねぇといかねぇから
気にすんな」


「そうそう、俺を無理やり連れて行くわけだし
そんなの当たり前だしな?」


「はいはい、そうっスね。
ったく、久保には敵わないな。
まぁ、送ってくから
待っといてな」


「あ、うん。ありがとう」


「どういたしまして」


そんな亮くんの言葉に甘えて
送ってもらい
帰宅したわけだけれど・・・

その2時間後・・・・








< 119 / 233 >

この作品をシェア

pagetop